「情報強者」と「情報弱者」

前々から疑問に考えていた「情報強者」という言葉ですが・・

情報強者
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%F0%CA%F3%B6%AF%BC%D4
高いリテラシーを持っているとされる人、またはそれらの群。

リテラシー
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%ea%a5%c6%a5%e9%a5%b7%a1%bc
読み書き能力。情報の応用力。情報を受信するだけでなく、発信できる能力も含めた活用力。

「情報強者」というのは別に「ネットから情報を収集する人」ではないのです。
リテラシーの高さと情報化社会は基本的に一致しません。

情報リテラシー
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%be%f0%ca%f3%a5%ea%a5%c6%a5%e9%a5%b7%a1%bc
狭義には、コンピュータやネットワークを活用して情報やデータを扱うための知識や能力のこと。主としてコンピュータを用いた情報の整理や発信の能力を意味し、パソコンの操作やデータの整理、インターネットでの情報検索など様々な分野を含む。

広義には、これら情報機器の操作能力だけではなく、情報ネットワークを活用する方法や情報の評価、倫理等を理解し、あらゆる情報を活用する能力を指す。

情報リテラシーから言うと、昨今言われている「情報強者」とは狭義の意味です。
本来は広義の意味で「情報強者」と成らなくては意味がありません。

情報化社会の利点とは何であるかというと、既存のメディアが発信してきた情報元を簡易に検索・確認できることだけです。
それ以外は特にないと考えています。

各種ブログの意見などは実は役に立ちません。(マトモに信じる方がどうかしています)
何故ならそのブログ主のリテラシー能力から発生されるものであって、別に確実な情報ではありません。
これは私のブログにも当然当てはまります。

では本当の意味で「情報弱者」とはなんでしょうか？

情報弱者 【じょうほうじゃくしゃ】
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/220586/m0u/
パソコンやインターネットなど情報通信技術の利用について，困難を抱える人の総称。
情報通信環境から離れている人（地方住民・低所得者など）や，操作が困難な人（高齢者・障害者など）をさす。
通常利用者との社会的格差が生じると指摘されている。

この定義は多いに間違っていると考えます。
「情報強者」との定義の差を見ると分かりやすいですね。

リテラシー能力が低いという意味ならば通じますが、通信技術だけであるのならば提供してあげれば「情報弱者」ではなくなります。
しかし、技術を提供しただけでは「情報強者」となることなどありえません。
情報収集ができたとしても、それに対していかなる判断を下すが最重要だからです。
マスメディアの問題点など、本気で新聞を読んでいればものの数ヶ月で分かります。
何故ならば、主張が平然と引っ繰り返り、同じロジックで真逆の主張をするからです。
(少し前の民主党への擁護、自民党への批判の比較は難しい話ではないですね)

自称「情報強者」の問題点は明白です。
ネットで情報を収集するということは、自分で自分の調べたい情報を探していることの問題点を認識していない点です。
大抵の場合、自分の興味のある情報を取得する為に、自分の好きな情報を集めます。

すでにこの時点でフィルターが掛かっています。
自分の都合の良い情報を取得するというのは、今批判にさらされているマスメディアと同様の姿勢に過ぎません。

さらにフィルターを掛けた情報から、物事を判断し情報を見てしまうので・・さらに情報が偏向していきます。
これでは本当の意味での「情報強者」などなれはしません。

結局、人間は自分の都合の良い情報しか頭に入れないという基本を認識した上で、
情報収集しなくては折角の情報化社会の到来であっても、今までと同じく進歩は望めないと・・ｗ

私などから言わせると・・情報なんて信じるほうがどうかしてますｗ
 
ヽ(≧ο≦)人(≧Ｖ≦)ﾉＦｒｅｅ Ｊａｐａｎヽ(≧ο≦)人(≧Ｖ≦)ﾉ


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